ミネラル

ミネラルというとミネラルウォーターを思い浮かべる人がほとんどですが、では、なぜ?ミネラルウォーターを積極的に飲むのでしょうか?このミネラルウォーターの中には、私達が生活していくうえで、身体に重要な成分がミネラルです。ミネラルをしっかり摂取することが健康のために大切なのです。

ミネラルとは?

ミネラルとは、食物中に含まれている無機質のことをいいます。このミネラルは、1日の摂取量は、ごくわずかです。しかしながら、私達の身体の中で、重要な働きをしているのです。ただ、最近の食生活において、このミネラルをしっかりと摂取できない方も増加しています。もともと穀類・魚介類・根野菜を普通に摂取していれば、通常ミネラル不足になることはないのです。

ミネラルの種類

ミネラルには カルシウム・リン・マグネシウム・ナトリウム・カリウム・塩素・鉄・銅・亜鉛・セレン・マンガン・ヨウ素・コバルト・イオウ・モリブデン・クロムなどがあります。これらのミネラルは、欠乏しても過剰に摂取しても身体になんらかの影響を与えます。

ミネラルの役割

カルシウム(Ca):骨や歯の成分として、血液・体液・筋肉・神経などの組織にある成分。
(欠乏)骨粗鬆症・高血圧・動脈硬化・成長障害(過剰)高カルシウム血症・腎結石
(食品)牛乳、乳製品、小魚、干しエビ、海藻、ゴマなど。
リン(P):骨や歯の主成分で、血液の酸やアルカリを中和する働きをします。
(欠乏)成長障害・骨粗鬆症(過剰)副甲状腺機能亢進・軟組織のカルシウム沈着
(食品)牛乳、乳製品、卵黄、魚、肉など。
マグネシウム(Mg):カルシウムと共に、骨や歯の成分のひとつで、筋肉・脳・神経にもあります。
(欠乏)心悸亢進・神経興奮(過剰)腎臓障害・高血圧
(食品)魚、肉、バナナ、ほうれん草、ごま、昆布、わかめ、大豆など。
ナトリウム(Na):体液のアルカリ性に保ち、筋肉・神経の興奮を弱める働きをします。
(欠乏)食欲減退・精神不安・循環器障害(過剰)高血圧・胃潰瘍・動脈硬化
(食品)食塩、醤油、味噌、インスタントラーメンなど
カリウム(K):ナトリウムと共に、浸透圧などの保持をする働きをします。
(欠乏)筋力低下・腸壁緊張(過剰)高カリウム血症
(食品)バナナ、スイカ、リンゴ、柿、じゃがいも、牛乳、小豆、昆布など
塩素(Cl):胃酸の成分であり、身体の老廃物を取り除く働きをします。
(欠乏)低塩素血症
(食品)食塩、漬物、しょうゆ、みそなど。
鉄(Fe):赤血球のヘモグロビン、筋肉のミオグロビンに含まれ、重要な働きをしています。
(欠乏)鉄欠乏性貧血・疲労・免疫低下(過剰)中毒になる可能性もある。
(食品)レバー、肉、卵、プルーン、レーズン、ゴマ、ひじき、のりなど
銅(Cu):鉄の吸収を助け、酵素の成分にもなっています。
(欠乏)貧血・骨折(過剰)肝臓・腎臓障害・神経疾患
(食品)レバー、ココア、チョコ、牡蠣、カニ、エビ、ゴマ、大豆など。
亜鉛(Zn):DNAや蛋白質の合成に関与しています。
(欠乏)成長障害・皮膚炎・脱毛症・味覚障害 (過剰)中毒になる可能性もある。
(食品)牡蠣、レバー、うなぎ、たらこ、ホタテ、高野豆腐、さんま、ササミなど。
セレン(セレニウム)(Se):癌の抑制作用効果を持ちます。
(欠乏)ケシャン病、心筋異常(過剰)皮膚炎症・疲労・中毒になる可能性がある。
(食品)いわし、カレイ、帆立、牛乳、ネギ、牛肉、玄米など
マンガン(Mn):骨の石灰化に関連しており、糖質・脂質・たんぱく質の代謝に働く酵素の成分です。
(欠乏)骨の発育不全・治癒力の低下・不活発(過剰)過剰になることはない。
(食品)玄米、大豆、牡蠣、ひじき、納豆、小豆など
ヨウ素(ヨード)(I):甲状腺ホルモンの成分としてや 発育を促進・エネルギー産生を高めるなどの働きをしています。
(欠乏)甲状腺腫・甲状腺機能低下症・甲状腺肥大(過剰)甲状腺ホルモン生成低下症
(食品)昆布、わかめ、いわし、さば、ノリ、ぶり、寒天など。
コバルト(Co):ビタミンB12を作る材料としての働きをし、悪性貧血の予防をします。
(欠乏)貧血
(食品)肉、レバー、牛乳、あさり、牡蠣など。
イオウ(S): 健康な毛髪や皮膚・爪を作るために重要な成分で、軟骨・骨・腱を作る成分にも含まれています。解毒作用もあります。
(欠乏)皮膚炎・しみ・抜け毛(過剰)過剰になることはない。
(食品)魚介類、肉類、卵、牛乳など。
モリブデン(Mo):肝臓や腎臓の中の いくつかの酵素を助ける働きをしています。
(欠乏)貧血・疲労(過剰)中毒になる可能性がある。
(食品)牛乳、乳製品、納豆、豆類、穀物、レバーなど。
クローム(クロミウム)(Cr):糖尿病を予防し、コレステロールを正常に保ち、動脈硬化や高血圧を予防します。
(欠乏)糖尿病、高血圧、動脈硬化、心臓病(過剰)中毒になる可能性もある。
(食品)野菜、穀類、魚介類、肉類など。

ミネラルをバランスよく摂取しましょう

現代人は、ミネラル不足です。食生活が豊かになっているはずなのに、ミネラルの摂取が不完全になっているのは、やはりバランスよく3食の食事をしていないことにあります。ミネラルは、体をつくるうえで大切な成分です。これらは、身体の調節にも必要であり、ミネラルが不足することは、身体にいろいろな障害が起こってくる可能性が大きいのです。たとえば、発育不全・体重減少・高血圧・貧血・糖尿病・頭痛・便秘・ガン・免疫機能の低下・動脈硬化・筋肉の低下・内出血・不眠症・味覚障害・食欲減退・循環器疾患・神経過敏症・うつ病・精神不安・骨折・動悸・関節炎・肝臓病・反射神経の低下・狭心症・心筋梗塞・痛風・骨の異常など。こういったことにならないようにするためにも、ミネラル不足にならないように、食生活においても注意しなければなりません。バランスよく、摂取量を確認し、適度なミネラルの摂取を心がけていきましょう。

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