乳酸

身体の中に乳酸と呼ばれる疲労物質がたまることによって、筋肉が固くなることがあると言われていました。しかし、実際は、乳酸が悪いものではないということが証明されています。乳酸とは、どんなものなのでしょうか?食べる乳酸菌とは、どのような違いがあるのでしょうか?

乳酸とは?

乳酸とは、運動によってグリコーゲンやブドウ糖などが使われるときに同時に生成されるものです。この乳酸が蓄積することによって、普段中性である筋肉が酸性に傾くことによって悪影響を及ぼす場合があります。それは、急に、激しい運動をすることによって、増える乳酸の蓄積が原因のひとつと考えられていました。しかしながら、現在では、疲労を軽減する物質としています。乳酸と疲労には、因果関係がないということが証明されたのです。

乳酸は疲労物質?疲労回復物質?

乳酸は、疲労物質なのか?それとも疲労回復物質なのか?もともと乳酸は脳神経系では重要なエネルギー源です。運動をすることによって、筋肉疲労を早く回復させる役割をしています。筋肉運動で乳酸が増えるといっても一時的なものであり、この乳酸は、エネルギーを生み出す重要な物質であることが証明されているのです。結果的に、乳酸は、疲労を引き起こす物質ではなく、疲労を軽減させてくれる物質であるのです。

乳酸と乳酸菌飲料

今までは、乳酸が蓄積されることで、疲労物質がたまるとされていたわけですが、現在は、疲労回復を手助けするための物質であることがわかっています。今までならば、乳酸菌飲料を飲むことは、疲労物質を飲むということになっていたわけです。しかし、現在は、乳酸や乳酸菌飲料を飲むことは、身体にも健康にもいいことが証明されているのです。基本的には、乳酸も乳酸菌飲料も、実は全く違うものです。乳酸菌とは糖類をえさにして乳酸に変える細菌の総称で、菌という名の通り生き物ですが、乳酸は生き物ではありません。乳酸菌を飲むからといって、乳酸が増えるというわけではありません。

乳酸を強化し、疲労感を効率よく回復するために

■栄養

バランスのよい栄養と食事は、乳酸を蓄積する、しないにかかわらず、私達の生活の中でも重要なもののひとつですよね。栄養をしっかりと摂取することによって、血液循環をよくするのです。特にビタミンB群を積極的に摂取するように心がけましょう。

■ストレッチ

乳酸の働きを効率的にするためには、ストレッチがオススメです。疲労した筋肉は縮んでいることから、それによって押しつぶされた血管を戻すために、効果的なのが、筋肉を伸ばすストレッチング運動です。

■入浴

乳酸の働きを効率よくさせるために、半身浴を行います。温度が38〜39度のぬるめのお湯にみぞおちまで浸かることで、皮膚の毛細血管をはじめ体中の血管が拡がり血流が促進されます。また、入浴剤を入れて香りも楽しむことができれば、脳の疲労回復にもなりますしね。

乳酸がなぜ、疲労物質と呼ばれるようになったのか?

「乳酸=疲労物質」と言われるようになったのは、「疲労すると血中に乳酸が増える」という100年ほど前の実験の結果だけ。わかっているのは「疲労した身体の血液中には乳酸が増えている」という事実だけでした。しかしながら、それは「乳酸が肉体を疲労させる」というような形に変わり、「乳酸=疲労物質」と言われ続けてきたのです。まだまだ、このような研究は数多くあります。これから先、身体にいいものが、実は悪かったり、身体に悪いとされているものが良いものだったりすることも多いのではないでしょうか?そのためにも、このような研究者には、いろいろなことを真実として、発表できるような形にしてもらいたいものです。まだまだ、はっきりとしたことがわからないだけに、最新の情報をいち早く手に入れ、乳酸が疲労物質ではないことを覚えていただきたいです。

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